文房具、飲み物、小物、ファッション、音楽、コスメ、キャラクター。7つに分けて並べました。
2026年8月28日
2000年代のものは、思い出すのが少し難しい位置にあります。 「懐かしい」と言うには近すぎて、「この前」と言うには遠い。 20年というのは、だいたいそういう距離です。
しかも当時の写真は、ほとんど手元に残っていません。 現像したものはアルバムの奥にあるか、なくなっているか。 携帯で撮ったものは、機種変更のときに置いてきてしまった。 だから2000年代は、写真ではなく言葉で思い出すしかない時代になっています。
この記事は、その言葉のほうを並べたものです。 文房具、飲み物、小物、ファッション、音楽、コスメ、キャラクター。 7つに分けて、それぞれ別の記事にまとめました。 名前を見た瞬間に手ざわりまで戻ってくるものが、いくつかあるはずです。
ばらばらの流行のようでいて、2000年代のものには共通点があります。 ひとりに1台、携帯電話が行き渡った10年だったということです。
1999年に携帯でメールとサイトが使えるようになり、2000年代の終わりにスマートフォンが出てきます。 その間の10年だけ、専用の道具がたくさん必要でした。 音楽を持ち歩く機械、写真を撮る機械、時間をつぶす機械、友だちと写真を撮る機械。 いまはすべて1枚の板に入っているものが、当時はぜんぶ別の形をしていました。
2000年代のものが妙に手ざわりを伴って思い出されるのは、そのせいです。 回すもの、貼るもの、折るもの、押すもの。ほとんどが手を動かす道具でした。
| 1999年 | 携帯でメールとサイトが使えるようになる |
|---|---|
| 2000年 | カメラ付きの携帯が出はじめる |
| 2001年 | iPodが発売。シナモロールが登場 |
| 2002年 | 着うたが始まる |
| 2003年 | リラックマ、カピバラさんが登場 |
| 2004年 | 着うたフル。ブログのサービスが増える |
| 2005年前後 | プロフ、ブログ、掲示板が同時に流行る |
| 2007年 | こすると消えるボールペンが日本で発売 |
| 2008年 | 日本でiPhoneが発売。携帯の10年が終わりはじめる |
教室の机の中に入っていたもの。 黒い紙に書けるパステルカラーのペン、へこませた缶のペンケース、紙のプロフ帳。 文房具は毎日さわっていたぶん、いちばん記憶に残っています。
自販機の顔ぶれは、いまとかなり違いました。 缶が120円で長いこと止まっていて、100円の自販機を見つけると得をした気になった時代です。
携帯にストラップを何本も付けていた理由は、はっきりしています。 みんなが同じ形の端末を持っていたので、個性を出せる場所が外側にしかなかったからです。
→ 2000年代の小物とおもちゃ:ストラップからプリクラまで
10年のなかで、驚くほど何度も変わりました。 前半と後半では別の時代と言っていいくらい、輪郭が違います。
→ 2000年代のファッション:ルーズソックスから森ガールまで
曲の中身より、どうやって手に入れて、どうやって持ち歩くかのほうが激しく変わった10年でした。
この10年で「プチプラ」という言葉が定着しました。 安いものを選ぶことが、恥ずかしさではなく上手さとして扱われるようになった時期です。
2000年代のキャラクターには、はっきりした傾向があります。 だらけている、何もしない、覇気がない。それが好かれました。
この手の話は、正しい年表を作ろうとするとつまらなくなります。 2000年代を思い出すときに出てくるのは、たいてい年号ではなく、 匂いのついた消しゴムとか、返却期限を1日過ぎたCDとか、そういう単位です。
7本の記事も、上から順に読む必要はありません。 気になった見出しから開いて、「あ、あった」と思うものを拾ってください。
当時のプロフを、いまの形で作れます。
拝啓プロフは、2000年代に携帯で回していた自己紹介ページを、いまのスマホで作り直せるようにしたものです。質問に答えるだけで、リンクか画像になります。
質問に答えるだけ。登録なし・保存なし。リンクか1枚の画像にして渡せます。
ミルキーペン、缶ペンケース、紙のプロフ帳。
着メロ、MD、iPod。手間のほうを覚えている。
携帯で作ってURLを回していた自己紹介ページ。