拝啓プロフ 読みもの

個人情報を書かずに自己紹介する

名前も学校名も書かないまま、ちゃんと伝わる自己紹介にするための言い換え方。

2026年8月25日

自己紹介で気をつけるべきなのは、「本名を書かない」ことだけではありません。 実際に人が特定されるのは、ひとつの決定的な情報からではなく、単体では無害な情報の組み合わせからです。

この記事では、何が危ないのか、どう言い換えれば安全になるのかを具体的に書きます。

特定は「組み合わせ」で起きる

たとえば、次の4つが並んでいるページを考えます。

本名も学校名も書いていません。それでも、同じ学校の人が見れば1人に絞れます。 学年と部活と担当楽器がわかっている時点で、候補は数人です。そこに誕生日と下の名前が加われば確定します。

目安として、次の4つのうち3つ以上が揃うと、身近な人からは特定されると考えたほうがいい。

種類
場所地域、最寄り駅、学校名、バイト先、通学路
所属部活、クラス、学年、職種、サークル
時間誕生日、入学年、シフトの曜日、活動時間帯
見た目・呼称顔写真、身長、髪型、あだ名、下の名前

1つずつなら誰にでも当てはまります。3つ揃うと、急に人数が減ります。

書かないほうがいい項目

優先度の高い順に並べます。

  1. 本名(フルネーム)。検索でほかのアカウントとつながります
  2. 学校名・会社名。場所と所属を同時に渡すことになります
  3. 最寄り駅・通学路。生活圏が確定します
  4. バイト先の店舗。行けば会える情報です
  5. 電話番号・メールアドレス・各種ID。転載されると回収できません
  6. 生年月日(年まで)。本人確認に使われることがあります
  7. 家族構成や親の職業。自分以外の情報でもあります
  8. 制服・校章・部屋が写った写真。文字を書かなくても場所が伝わります

言い換えの表

書かないと決めても、代わりに何を書けばいいのかがわからないと空欄になります。 そのための言い換えです。

書きたかったこと代わりの書き方
本名呼ばれ方・あだ名だけ。「ゆみたん って呼ばれてます」
〇〇高校2年「高2」だけ。学校名は落とす
〇〇駅が最寄り書かない。どうしてもなら都道府県まで
2009年9月14日生まれ「9月生まれ」または「おとめ座」
〇〇店でバイト中「飲食でバイトしてます」
吹奏楽部でトランペット「音楽系の部活」
顔写真手元・後ろ姿・自作の絵・好きなものの写真
本垢のID書かない。渡したい相手には個別に送る

右側でも自己紹介としては十分に成立します。 むしろ、細かすぎる情報が減ったぶん読みやすくなることが多いです。

リンクは、転送される前提で書く

渡したリンクは、渡した相手からさらに転送されます。

「この人にだけ見せる」つもりで書いた内容が、そのまま別の人に届く。これは避けられません。URLをコピーして貼るだけの操作だからです。

だから、自己紹介を書くときの基準は「誰に見せるか」ではなく、 「この内容が知らない人に届いても平気か」のほうがいい。

スクリーンショットも同じです。リンクを消しても、撮られた画像は残ります。 一度出した情報を取り消す方法はない、というところから逆算して書く内容を決めます。

拝啓プロフの場合

このサイトは、書いた内容をサーバーに保存しません。 答えた内容は圧縮されてURLの末尾に埋め込まれ、リンクを開いた人のブラウザで展開されます。

この方式には、良い面と注意点が両方あります。

書き直したいときは、新しくリンクを作り直して、そちらを渡してください。 古いリンクは古い内容のまま生き続けます。

未成年の場合、特に

学校名・学年・部活・写真の4点は、揃った時点で通学時間に会いに行ける情報になります。 このうち3つ以上は書かない、と決めておくのが実用的です。

また、友だちのことを書く場合も同じです。 自分は書かないと決めていても、「〇〇高の△△と幼なじみ」と書けば相手の情報を出したことになります。 自己紹介に他人を登場させるときは、名前を伏せるか、本人に確認してから書いてください。

まとめ

安全に書こうとすると内容が薄くなる、と思われがちですが、実際は逆です。 固有名詞を落として、生活の様子や好きなものの話に寄せたほうが、読み物としては面白くなります。

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